みなさんが何気なく見てるTVアニメですが放送されるまでは様々な工程を踏んで制作されています。

 工程1:人気漫画や人気が出そうなライトノベルを選択し「制作委員会」を立ち上げます。

ポイント

  • 制作委員会とはアニメ制作会社、出版社、DVDやBD等のメディアを販売する会社でスポンサーにもなる会社です。昔は外部企業がスポンサーになっていたのですが、いろいろあって身内だけで制作するようになりました。
  工程2:アニメ制作会社が決まったら監督、作画監督、脚本家、声優などを決め制作に取り掛かります。

ポイント

  • 制作工程はまず、脚本を書いてもらいその脚本をもとに絵コンテというアニメの進行表を作ります。次に、絵コンテに沿って原画と中割り動画を作成します。
  • (原画とは動きの元になる絵のことで中割り動画はパラパラ漫画のように動いて見える連続の絵のことです)

  原画と中割り動画ですが昔は、セルと呼ばれる塩化ビニール製のフィルムに手書きで書いて裏から色を塗ってました。ちなみにこの作業を労働賃金の安い海外に委託することもあります。(現在はこの作業もパソコンでやるのが主流になってきています。)2012年現在セル画を採用してるのは「サザエさん」だけです。

そのサザエさんも2013年10月より完全デジタルに移行しています

日本経済新聞より

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2700R_X20C13A9CR0000/
ちなみにこれを応用したのが、パソコンで絵をかくときに使うペイントソフトの「レイヤー機能」です。レイヤー機能のあるペイントソフトで絵を書けば似たような絵が描けます(ただし、全く絵を描いたことが無い人がやってもペイントソフトが自動で書いてくれるわけではないので、きれいな絵は描けませんが)

ポイント

  • 日本製アニメーションは「リミテッドアニメ」と呼ばれ、フルアニメーションに比べセル画の枚数を減らして制作されています。(フルアニメーションは1秒間に24枚の絵が必要ですが、リミテッドアニメの場合は1秒間に16枚で合体シーンや変身シーンは1秒間8枚です。)合体シーンや変身シーンは繰り返し使うので「バンク」と呼ばれます。
  • 現在のリミテッドアニメは1秒間8コマになっているようです。
  • wikipediaセルアニメより
  • https://ja.wikipedia.org/wiki/セルアニメ
  •  ddds.PNG
  • 以前はリミテッドアニメが1秒16コマと書いてあるサイトも存在しましたが2015年11月22日現在確認できません
  • ffd.PNG
  • こちらのサイトhttp://do-shita.sakura.ne.jp/?p=63
  • にフルコマ24fpsとリミテッド12fpsの間に視認できる限界があるということなので
  • 以前見たサイトにあったリミテッドアニメ1秒間16コマというのは理に適ってるとも
  • 言えるかもしれません。

  工程3:完成した絵を撮影し音楽、効果音などを付けて編集します。
 セル画だった時代はコマ撮りで一枚ずつ撮影し編集していました。現在はこの作業もパソコンで行われるので、ほんの少し時間が短縮されました。


 工程4:声優さんが声を吹き込む。
撮影が終わり音楽や効果音が付いて編集されたものに声優さんが声を吹き込みます。(場合によっては、中割り動画の制作が済んでいない状態で声を吹き込むことがありますが。声と動きが合ってないのはこのため。)

完成した後に声を吹き込むので「アフレコ(アフターレコーディング)」といいます。

 よくテレビなんかで「芸能人が声優に挑戦」という表現がありますが、挑戦しているのはアフレコなのであって声優ではありません。



ポイント

  • 先に声を吹き込んでからアニメを制作する「プレスコアリング」という手法もあります。
  • wikipedia「プレスコ」http://ja.wikipedia.org/wiki/プレスコ
  • しかし、手間がかかるので劇場版の一部でしか制作されません。
 
 工程5:テレビで放映。
やっと完成し、放送時期に放送されます。ちなみにここまでの作業を完了するのに最短で3か月かかります。
OVAの場合は完成後、発売日に発売されます。

なお、制作過程での人件費がやたら低く、仕事を辞める人が出てきます。
録音スタジオの契約料や、人件費、宣伝費も考えたらDVDやBDの値段が高くなるのは致し方無いと思ってください。


いかがだったでしょうか?
アニメーションはこうやって作られています。